彫刻作品1

前回の彫刻データを実際に加工してみました。


R1のボールエンドミルを使用しました。
深さは 0.2mm 〜 0.5mm だったのですが、少しかすれる部分があったので 0.1mm弱深く設定して再度加工しました。
円も綺麗に描けてないし調整をしなければダメですね。

折良く G-Simple の本が出版されるようです。
早速注文しました。

G-Simple to LinuxCNC

簡単な彫刻を彫ってみようと G-Simple でデータを作って EMC2 LinuxCNC で読み込んでみたところ、エラーが出て座標しか画面に現れません・・・

 


Gコードの中に何やら認識できない命令が含まれているらしい・・・
まだまだ上手く行かないな・・・
G-Simple の文字も小文字は無視される様だし・・・
ただのボヤキになってしまいましたが・・・頑張るぞ!

・・・と投稿して間もなく、Gコードの先頭の 01 という番号に気付いてエディターで編集して読み込んでみたら・・・上手く行きました!
 簡単な事でした・・・でも良かった!!

収納BOX完成!

この連休を利用してCNCマシンを稼働させるための収納ボックスを完成させました。
テスト段階ではスチール棚にビニールシートを被せて動かしていたのですが、いちいち開いたり閉じたりが面倒臭かったので扉を付けました。

奥行きが無かったので、Y軸ハンドルの出っ張る部分にはCDボックスを付けました。
蓋の部分を扉に固定してあるので着脱可能です。
監視用の小窓もガラスをはめ込んで作りました。

こんな感じですっきりと収まりました!

内部はこんな感じです。

これでいよいよ加工に専念できます!

CAD・CAM ソフト

これで漸くGコードさえ用意できれば実際に加工できる状態になりました。
CADに関しては QCAD が使い慣れているので問題無いのですが、CAMソフトの良い物がなかなか見つかりません。
Windows では NCVC というとても優れたフリーソフトがあるのですが、それに相当する物が Linux では・・・
生憎 NCVC は Wine で使うことが出来ず、しばらく Windows と Ubuntu の行ったり来たりを繰り返してNCデータを作ってみました。いっそのことGコードまでは Windows で作成して Ubuntu は LinuxCNC だけに使おうかとも思いました。CAD も JwCad を試しましたが、どうも苦手です。鍋CADは割と馴染み易く、暫く使用していました。

一応 CNC のテスト運転は何度かやってみたので、やはり Ubuntu での一連の操作を目指してこの辺りのソフトを色々と試してみました。
cam.py, dxf2gcord は何とか使えるのですが、何れも Layer の扱いが良くわかりません。
唯一 gCncCam というのが Layer の操作ができるのですが、肝心のGコードの送出が上手く行きませんでした。
GCAM と云うソフトも魅力的なのですが、根本的にCADデータの扱いがわかりません。
HeeksCAD は CAM も備えていて是非使いたいソフトなのですが、3Dの作図自体不慣れな上に操作が良くわかりません! Linux工作室 でも取りあげられていますが、最後に「使い方は追って記述」と書いてあるのでそれに期待しています!

そして、これは Linux 用では無いのですが、 G-Simple と云うソフトも使ってみました。
Wine 上で問題なく動きますし、何より日本語化されていてこのページで操作も解説されてあり何とか使えそうです。簡単な CAD 機能も備わっている優れものです。
これで一応すべての操作を Ubuntu 上で行えるようになりました。(Wine を使いますが)

*Wine をご存知で無い方へ・・・
Wine とは Linux 上で Windows用アプリケーションをネイティヴ動作させるプログラムのことです。

暫くはこの QCaD > G-Simple > LinuxCNC という構成で取り組んで行こうと思います。

 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e