ここでは何度か取り上げた Muramatsu Standard No.03466 を
Gis-Open に改造することにしました。
普段使っている楽器は 0.43 Heavy なのですが、細めの頭部管を使うのに
合わせる楽器が欲しくなりました。
師匠のセルマーも 0.46 Heavy が入ってしまう太い接続なのです。
スタンダードも 0.38 の細めといった感じなのですが
0.3 の頭部管にも対応できそうです。
思い起こせば 遥かむかし
大学3年の夏休み
どうしても自分の楽器を Gis-Open にしたくなり意を決して改造したわけですが
本当は古いこの楽器を改造すべきだったのです が
Gis・Aのパイプを切断してバネ掛けを付けたり
さらにポストに穴を開けてバネを付けなければならない・・・バネも無い
ということで躊躇しました。
買ったばかりの DN No.17970 はストレートのEメカという仕様だったので
そちらを改造することになったのでした・・・
さて
ちょっと考えたのですが
出っ張りのパイプを切断してGisカップとGisキーを連結すれば
裏Gisのトーンホルを塞ぐだけで
バネもバネ掛けもGisの開きを決めるストッパーの脚も必要無いことがわかりました
(裏Gisカップも連動するがタンポはストッパーの役目だけ)
ただ
カップとキーの回転運動の中心が異なるので
動きに合わせて連結部をスライドさせる機構を作らなければなりません
ちょっと面白そうではありましたが
結局一般的な方法で改造することにしました
しっかり固定できるようにセッティングを工夫しないと
ろう付けが非常に難しく、いい加減になってしまいました
ポストのバネ穴開けも
一度ドリルが途中で折れてしまい青ざめたのですが
反対側から攻めて無事貫通することができました
仕上がりはヘボですが、何とか無事に終わりました。
最近クローズでもオープンでもどちらでも吹けるようになってしまったのですが
これで用途別に安心して使い分けることができるようになりました。