以前菅原潤氏から依頼があり
頭部管の調整をした Philipp Hammig の木管ですが
この楽器に木製頭部管を合わせるためのアダプターを作ることになりました
デザイン的にはかなり無理があるので
コラボタイプをメインに考え
木製にも使えれば
良しとしました
本体と質感の近いブビンガ材(アフリカンローズウッド)
をくり抜いて樽をつくり
をくり抜いて樽をつくり
コルク側には0.3mm厚の洋白板を丸めて巻管とし
頭部管側は銀管を広げて接続管が入るよう合わせました
コルク側には銀のリングを付けます
管を作るのに色々な道具を駆使しました
丸めたり叩いたりして成形するのに
ディープソケットが役立ちます
コルクナットを回すのに便利そうなので
右端の1本が欲しかったのですが
セットで買ったおかげで
いろいろな用途で重宝しています
さて
金属部を接着した後に形を整えて行くのですが
旋盤加工が下手なのか
肉厚が均等になっていないので
ヤスリで修正・・というよりも
殆どヤスリで成形することになりました
現物が手元に無いので
計測値を頼りに合わせたので
果たして現物にピッタリ合うか不安はあります・・・
コラボとの組み合わせは良い感じです
木製頭部管では違和感がありますが・・・
無いよりマシでしょう