久々のフルート頭部管(備忘録)

このところ
ピッコロ頭部管ばかり製作していたので
フルートは久々の感覚です

使用した木材は
初めて扱うココボロです
学名:Dalbergia retusa
科名:マメ科(ツルサイカチ属)
産地:中米の太平洋岸(メキシコ、コスタリカ、コロンビア)
比重:1.10
硬さ:8

樹種事典には刺激の強い嫌な匂いと書いてありましたが
それほど嫌な匂いではありません

ピッコロとの製作工程の違いは
接続の部分ですが
久々なので手順を確認しながら進めました
今後の覚書という意味からも
記録しておこうと思います

今回は今までと少し設計を変えてみました
木部は既に作業が終了した状態です
まず
3mm幅の銀を早ロウで
5mm幅の銀を9分ロウで
8mm幅の銀は7分ロウで
それぞれロウ付けしてリングを作ります
選択した接続管が入るよう5mmのリングの径を合わせます
 それを8mmのリングにピッタリ入る様に合わせます
ロウ付けしてから
ヤスリで形を整えます
そしてフレア加工(先を広げる)します
この順番を間違えるとヤスリ掛けが難しくなります

接続管とリングをそれぞれ単体で合わせ
木部の調整をします

リングと管を組み合わせて位置決めをします
この時接続部の長さの調整も忘れずに

接続管にハンダ付け(AgSn)し磨いて完成

あとは木部と上部リング・接続部それぞれの
接着面の加工をして
接着するだけです

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 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e