彫刻の試み II

タガネの研磨と
ハンドピースの調整をして
次の彫刻を試みました



ほんの少しだけ
彫刻らしい線を彫ることができた気がします

あとは練習を重ねていけば
もう少しなんとかなるかな・・・


彫刻の試み I

先日製作した治具を使って
実際に彫刻を行ってみました



固定治具の使用感は
多少問題点はあるものの使えそうです

それよりも
彫った線が汚くてまだまだ彫刻と呼ぶには
恥ずかしい状態です

もう少し綺麗な線が彫れるようにしなければ・・・


タガネ研磨ガイドの製作

タガネ(刃先)研磨用のガイドとなる治具を作りました

とりあえず90度と120度の2種類

材料はアクリル板とボルト・ナット

硝子板の上にサンドペーパーを敷いて研ぎます
きっちり面が出せるので
ヘタクソでも上手く研磨できます

もっとよく切れる刃物を作らないと・・・

頭部管彫刻用治具

リッププレートに彫刻する際
通常はヤニ台を使ってこのように固定するのですが
これでは頭部管についた状態では固定できません
また
付着したヤニの洗浄も厄介です

そこで
頭部管ごと固定できる方法を考えてみました

あり合わせの材料で形にしてみました
 
左のハンドルを緩めると管を回して簡単に角度も変えられます
これで既成の頭部管への彫刻も可能になりました
歌口単体でも
ダミーの管に仮付けして同様に使えます

あとは練習するのみです

Pneumatic Engraver Machine Handpiece Ver.2

どうもピストンのインパクトが弱いようで
ほとんど手の力で送っている状態でした

YouTube を検索すると
バネを使わずにピストンに穴を開けて空気を噴出して駆動するタイプ
の製作例がありました
あれこれ検討して第2弾を作ってみることにしました

前回は鉄のボルトとナットから加工したのですが
今回はピストンとコレットチャック以外は
真鍮の丸棒から削り出しました


この画像では既に加工済みですが
シリンダーの中にΦ6とΦ8の穴の開いた仕切りが入っています

振幅調節用のナットには初めてローレット加工を施しました

ホースをつなぐニップルはポストを丸棒から削り出し
タケノコと呼ばれる先端は製品の先端を切って加工しました

タップとダイスによるネジ切りは
真鍮でもこの位の径が限度のようです

コレットチャックのガイドピン(丸棒)と
ニップルのポストとタケノコはロウ付けです

木のハンドル(マッシュルーム)は山桜を使いました
丸い凹みには後で銀板に彫刻して貼ろうと思います



ピストンの向きによって
シリンダーとの摩擦抵抗が大きくなるようで
時々振動が乱れることがありますが
コンプレッサーの圧力の幅に追従して
以前より強いインパクトが得られるようです


そして
彫刻したプレートを貼り付けました

 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e