オールドヘインズの修理➡ご紹介 その1

前回の頭部管に続いて
胴体にも手を入れようと思っていたのですが
とにかくご老体ゆえに躊躇してしまいます

いろいろと特徴がある楽器なので
とりあえずその辺りを紹介しようと思います

先ずは最も珍しい・・というよりも
何故なんだ??
というキーメカニズムです
画像の親指キー(Cキー)の部分
ブリチアルディキーと併せて”バッタ”と呼んでいます(業界用語?)
因みにブリチアルディキーは”ハネ”と呼びますが・・
通常よりバッタの尻尾が長いのがわかりますね
その下に連絡用のスクイがあります
この先の右側にはAisレバーがある筈ですが
それを押さえるとバッタが動いて C-cup が塞がり H の音が出ることになります
動画の方が判り易いと思います
私自身は結構Aisレバーを多用する方なので
この際通常のシステムに変えてしまおうと考えていました
でも
折角なのでこのままにしておこうと思います
慣れれば何とかなりそうです

当初オープンGisへの改造も考えていましたが
この老体への大手術は躊躇われるので
止めることにします
これも慣れれば済む事ですし・・・(^^;

その後気づいたことがありFBに投稿しました


どのくらい劣化があるのかは
この画像でもわかります
引き上げのトーンホールの上面
カーリング部分が擦り減って欠けています
この状態でも下まで音は出るのですが
Eから下の響きに少し影響しているようです

この二箇所はトーンホールがはんだ付けされ治療済みです

さて
音が出ているうちはそのまま使う事にします
結局何も手を着けず・・・(^^;

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 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e