歌口づくり・・ひたすら削る

昨夜大体の形まで出来ていた歌口穴を
角度と寸法を合わせるべく
朝からひたすら
少しずつ削っています
なかなか寸法に届かず
ちょっと焦って大胆に削ると
必ず形が崩れてしまいます

バランスの崩れた形を目にしていると
余計に不愉快でイライラしてくるのですが
そんな気持ちをなだめつつ
慎重に作業を進めていると
いつの間にかもうお昼・・

少しでも壁の表面に不自然な面があると
とても気持ち悪いのですが
無くなると急にすっきり見えて来ます
四隅のバランスも
上下・左右と
いろいろな方向から見て整えます

午後になり
改めて気になる部分に手を入れ
ようやく基本の形が出来上がりました

 これでも良く見ると気になります・・

この形がちゃんと出来ていれば
あとはどうでも良いくらい楽ちんなのですが
以前勤めていた会社では
この工程は機械で行っていました
といっても
-リッププレートと台座をロウ付けした状態のものですが-
それをMC(マシニングセンター)にセットして
夕方始動して帰ると
翌朝には21個の綺麗な穴の形の歌口ができている
という具合です

それを管にハンダ付けしてから
穴の形に管の部分を削り
アンダーカットとオーバーカット
エッジを成形して出来上がり
という作業でした
そのおかげで
きっちりすっきりとした形は目に焼き付いています
それでも
絞りのある管の左右(上下)の違いからか
僅かに感じる違和感を修正する必要はありました

それにしても
こんなに時間掛けていて
良いのでしょうか?

良いのです!(^^)/


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