至福の時

今日(4/27)はサントリーホールで行われた
トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーンによるウィーンプレミアム・コンサート
を聴きに行って来ました

メンバーでウィーン交響楽団首席フルート奏者の
 Erwin Klambauer 氏に
あるご縁から私の頭部管に興味を持っていただき
2日前の4月25日に楽器店ダクで会うことになりました
用意した頭部管を気に入っていただき
モンゾ製頭部管 MZ-125 をお買い上げいただきました
(ここまでの経緯はこちらをご覧ください)

翌日仙台での公演があり
リハーサルで使ってみるとは言っていたのですが
なんと本番でも使用したというメールが届きました

dear mr. takamura, 

this evening we played in sendai!
I was so happy with your headjoint in the rehearsal, so I decided to play also in the concert! 
it was amazing!!! I felt very comfortable, sound and blending with the other instruments was fantastic. 
I already fell in love with my new headjoint! thank you so much!!!!

see you tomorrow!
erwin

その後深夜には
メンバーで奥様がフルートを吹かれるというヴィオラ奏者の方が
Erwin 氏の音を聴いて同じ頭部管が欲しいと言っている
・・・というメールが届いていました

とりあえず自分用として使っている頭部管を持って行くことにしました
今日のサントリーが最終公演だったのですが
小編成で指揮者なしのオーケストラの演奏に興味もあったので
チケットを購入してありました

早めにホールに向かう途中で
「今日も新しい頭部管を使うよ!」というメールが来ました!!


モーツァルトのピアノ協奏曲の中で最も好きな23番を聴くことができ
交響曲38番の3楽章のFl.ソロでは思わず涙が溢れて来ました

他の木管楽器と美しく溶け合いながら
しっかりとこちらに届いて来る素敵な音色でした
彼の持ち備えた技術や音楽性によるものが全てなのですが
私の作った頭部管を通して表現されていることに
得も言われぬ喜びを感じました

終演後に
”今までと全くアンブシュアや演奏方法を変えることなく演奏することができた。”
と言っていました


写真右が Viola の Roman Bernhart さん
奥さんのために
私の頭部管をお渡ししました
なんと
ですので
すり合わせもお任せできそうです

なんとも幸せな一日でした

バンドソー・ブレードの修理

バンドソーを回したところ
突然ブレードが外れたようなので
カバーを外してみました

実際にはプーリーから外れただけでなく
ブレード自体が破断していました

ネットで調べると
ロウ付けで修理できるようなので
早速行ってみました
 表

セットして恐る恐る回したところ
どうやら大丈夫な様です

無事に黄楊のカットができました


吹き比べ

先日ウィーン交響楽団のクランバウアー氏が吹いて
気に入ってくれた
モパーネウッド製頭部管 MP-30 が戻って来ました

どのような感じだったか忘れていたのと
接続のサイズを確認する目的です

吹き比べてみると
最近の頭部管とは違う感触でした

どちらかというと内向的で
最近のオープンな吹き心地に比べると
少々こもったような印象があります
しかしながら
何か問題がある訳ではなく
ヴィヴラートやニュアンスの変化を
コントロールしやすい印象です

もしこういった傾向をクランバウアー氏が好まれるなら
最新の頭部管についてどの様に感じられるのか・・

今まで色々と悩みながらも
辿り着いたのが現状ですので
すぐに後戻りするつもりはありませんが
違ったアプローチを考える上で
参考にするには良い機会になりそうです

久々に手元に沢山集まりました
もうしばらく
あーだこーだと比較検討してみます







 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e