タイワンヒノキの頭部管 II

その後一気に作業を進め
途中の撮影を忘れました

後はエンブレムを貼って最終仕上げです

エンブレムを貼ってペーパー仕上げ

 さらに磨いて光沢が出ました

あとはオイル処理で完成です
その間にまたコルク栓作りを行います

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タイワンヒノキの頭部管 I

屋久杉の仕上げの合間に
一緒に送られて来たタイワンヒノキに着手しました

タイワンヒノキは日本の檜よりも大きな板材がとれることから
寺社建築などに多く使われているそうです
また
ヒノキチオールという成分は
この木から発見されたそうです
意外なことに
檜には殆ど含まれていないそうです

ヒノキ独特のあの芳香がヒノキチオールの匂いなのですが
タイワンヒノキのそれは
強過ぎて芳香というより刺激臭に近く感じられます
マスクをして加工していても
鼻がムズムズして目にも沁みます

年輪は非常に細かく
杉よりも少し加工性は良いかもしれません


 かなり強いヒノキチオール臭です
 穴あけも無事終えました
旋盤加工が終わりました

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屋久杉の頭部管 IX

オイルを塗り重ね
完成しました



だいぶ渋い色に仕上がりました
なんとなく樹齢千年以上の重みを感じさせます

角度によって面白い光沢が見えるので
動画にしてみました




屋久杉の頭部管 VIII

一回目のオイルを塗ったところで
これから乾燥させて塗り重ねてを繰り返します
この間にヘッドスクリューの製作をしておきます

最近はこういったパーツの作り置きをせずに
頭部管製作の度に用意している状態です

Φ4真鍮丸棒の突っ切りからです

ダイスでネジを切ります
Φ18の銀の丸板のセンターにエンドミルでザグリを入れます
これをロウ付けします
わずかなザグリを頼りに位置決めするのですが
なかなか垂直には接合できません
ロウ付け後に叩いて修正します
そのままでは完全なセンターも得られないので
旋盤で約17mmまで削り出します
コルクを押さえるワッシャーも
Φ20の丸棒から削り出しです
これで完成に向けて準備が整いました

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屋久杉の頭部管 VII

接続管を接着し
最終的な形の修正を終え
エンブレムも貼りました


屋久杉は樹脂成分が多いらしく
放置しておくと色が濃くなってきます

 さらに磨くと艶が出て来ます
ちょっと力を入れたり爪が当たったりすると
すぐに凹んでしまうので注意が必要です
(何度か修正しました・・)

あとはオイルを塗り重ねて完成です

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屋久杉の頭部管 VI

接続部分の製作です

5㎜リングの径(内径)は
使用する接続管の太さで変わるので
その都度現物合わせで作ります

材料はこれだけです
8㎜幅の板はCNCフライス盤で切削したもの
5㎜幅の平角板は寸法を測って糸鋸で切り出します

丸めてロウ付けしました

5㎜のリングを成形して8㎜リングにはめ込みます

ロウ付けしてヤスリで仕上げました

開口部を広げました(フレア加工)

接続管の先端を絞ってテーパー形状にします

接続管とリングを銀錫でハンダ付けして完成

あとは頭部管に接着して最終成形に入ります

屋久杉の頭部管 V

ボール盤による穴あけを終え
角度とサイズを測りながら
形を整えていきます


気を抜くとあっという間に
取り返しのつかないことになってしまうので
慎重に進めます

角度とサイズがほぼ目標に近付きました
縦横ともにまだ約0.5mm小さい状態です
ここから形の修正をしつつ既定の大きさに広げます

ひとつの面につき0.25mmということになりますが
広げる時には削っても削っても中々到達しない感じです
くずれた形を修正する時には
すぐに大きくなってしまう気がするのですが・・・

2日間にわたり
殆ど丸一日かけた感じで
ようやく穴の成形が終わりました

 

最終的な成形も終わりました




屋久杉の頭部管 IV

リッププレート部分を削り出す前に
上部リングを先に付けることにしました
杉は柔らかいので
作業中に欠けたり凹んだりする恐れがあります


先ずはこちらの型に合わせて
余分な部分を削っていきます

これでほぼ成形出来ましたが
このままではリップ部分の径が大きいので
さらに
仕上がりの型に合わせて
リッププレート形状を削り出します

次はいよいよ歌口穴の成形に入ります

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屋久杉の頭部管 III

さて
キャップの製作がスムーズに進んだので
頭部管の穴加工に入りました

通常は角材の状態で加工するのですが
杉は柔らかいので円柱でも大丈夫です
それでも非常に神経を使います

無事に貫通しました
終端は少し中心がずれました

リーマーによるテーパー加工も終えました
リーマーを掛けると肉厚の不均衡が目立ちます


 一日置いて外径の加工
両端の割れと広がり防止の工夫をしてみました
センターずれによるブレはありましたが
仕上がりサイズぴったりで吸収できました


次は歌口の加工です

屋久杉の頭部管Ⅱ

以前飫肥杉の加工では難儀した
ヘッドキャップの製作を最初に行ってみました


前回の教訓を活かして
刃物を良く研いで高回転で加工しました

 毛羽立ちも無く
 欠けることもなく
無事成形できました

最近のデザインと同様に加工することができました

いよいよ本体の加工に入ります

 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e