ピッコロ頭部管の試作 その六

今回はワイルドオリーブウッドでの試作です


接続は今回もフルートの銀管を利用した形ですが
前回とは少し変えて
よりしっかりと固定できるようにしました




これからピッコロ協会会長(?)の元に送って
厳しい判定を待ちます

今日の治具(ジグ)

治具とは
作業を効率よく行うための補助となる
道具や装置の事ですが・・・
(英語の jig の当て字らしい)

今日はピッコロのヘッドスクリューと反射板をロウ付けする際
センターを決めるための治具を作りました

身の周りにあるものを物色したところ
丁度良い物がありました!

 約Φ10の穴が掘ってあったので
Φ12の銀の丸板がピッタリはまる様に彫り込み
更に裏から押し出せるようにΦ4の穴を貫通させました

銀板をセットして旋盤を使って
軸径のエンドミルで0.15mmほど彫り込むわけです

結構ピッタリ収まるので
両面テープで固定するだけで動きませんでした

本当はロウ付け用の治具も考えなければならないのですが
  
とりあえずフリーでも問題なくロウ付けできました

ここから内径に合わせてさらに削り込みます

歌口の交換

今回はちょっと難しい課題に挑戦中です

特殊な形状のリッププレートの歌口を
一から作って現状の物と付け替えると云うものですが
現状の穴が少し大きめなので管の穴を埋めなければなりません

通常ならば
管の穴に合わせて
このように切り取った板をロウ付けして埋めるのですが

今回の管は巻管ですので
継ぎ目のロウ付けも溶けてしまう危険があります
しかし半田では不安があります・・・

以前行ったように台座を穴の形に削り込んではめ込めば良いのですが
非常に手間が掛かり綺麗に成形するのは難しい作業です

そこで
新たな方法を考えました!

穴の形に切り取った板を
台座面に予めロウ付けする事にしました
後程リッププレートのロウ付けもするのでロウの温度差をつけます

 余分な板の部分を削り取ります

管に合わせてみました

リッププレートと台座をロウ付けしました

これを管に半田付けする訳ですが
はめ込む感じなので位置決めが楽です

今後このような交換作業には使える手です!

久々に一から作る銀の歌口でした

ピッコロ頭部管の試作 その五

前回のキングウッド製コラボタイプは
歌口部分の直径が小さめでしたので
少し大きめの円柱を削り込んで成形してみました

材料はスネークウッドです
 どうやら歌口の形状はこの方がしっくり来るようです

ピッコロ頭部管の試作 その四

注文していた銀パイプができあがったので
まずは
銀管に木製歌口を付けたコラボタイプの頭部管を作ってみました

材質は前回の残りのキングウッドです

途中で気づいたのですが
リッププレート部分の直径を木管と同じサイズにしたのですが
ヘインズの銀の頭部管を見ると
リッププレートはもっと大きなRで広がっています

銀のプレートの場合は
チムニーの高さを一定のまま広げることができますが
木管の場合には太めの円柱から
チムニーの高さまで上面を削り込んで成形する必要があります

広い方がよりフルートに近い感触になりますが
どちらが良いのか・・次の課題です

このままヘインズの銀管に

アダプターを付ければ
木管の本体で使用する事も出来ます

まだ音出しは出来ない状態なので・・・
どんな音がするやら・・
楽しみです♬

穴あけの補修

これまでにも
頭部管の穴あけで
ずれや段差が生じて
最終的にお釈迦になるものがありました

今日も
ちょっと油断したらこんなにセンターがずれていました!
このまま同方向で貫通させれば問題ないのですが
作業上の制約から
反対側からも一回り小さな穴を開ける必要があります

となると
当然センターがずれる訳で
下手をすると ”く” の字のように曲がってしまう事になります

そこで
一応同じ材質の端材を削り出して

穴埋めしました

ここに新たにセンターを位置決めし
慎重に穴を開け直そうという魂胆ですが・・・

果たして上手く行くのでしょうか?


接着剤が乾くまで1日放置して


しっかりとセンタードリルで位置決めし
無事開け直すことができました!

早めに気づけばこの方法で対処できることはわかりました
が

センター位置決めは
センターポンチだけでなく
センタードリルを使ってしっかりと下穴を開けて置くことで
ずれる事は防げるという事に気づきました!(^^;

ピッコロの試作 その参

3本目の試作はキングウッドにしました



 なかなか綺麗な木目です
銀の接続部分が寂しいので
真鍮のプレートを貼ってみました

肝心の音の方はイマイチの様で
更なる改善の余地がありそうです・・・

リングの継ぎ足し

銀のリングを作ろうと思い、この間の残り材を丸めてみると微妙に足りない・・・
仕方ないので端材を継ぎ足してみた。
厚さも違うし貧乏臭い^_^;
手間は掛かるけどこう云うやり方をせざるを得ない現実。


削って磨いて

こんな感じに仕上がりました

ピッコロの試作 その弐

さて
第一号は何とか出来上がりましたが
既に試作第二号の構想は出来ていました

何となく形が変だな・・と思ったら
寸法を間違えていました
でも描き直すのは面倒なのでこのままに・・・

こういった構造の接続を使用して
ハードメープル材の試作を作ることにしました。


 先ずは板を丸めてロウ付けして接続管を作りました
いわゆる巻管というやつです

外側の接続リングの製作で
強度を考えてアフリカンブラックウッドで作ろうと思ったのですが
上手く行かずこんな三角形に・・・

その後作業工程とチャッキングを考えて何とか形に出来ました
これはピンクアイボリーでの試作

いよいよパーツが揃いました
仮組してみると

デザインはイマイチですが
この接続システムだと加工性が良いことと
色々なメーカーの接続と合わせ易い
ような気がします・・・

果たしてメープル製ピッコロ頭部管はちゃんと鳴るのでしょうか?


この頭部管の接続はヘルムート・ハンミッヒに合わせました。
柔らかく良く響く感じがします。

菅原潤氏に試奏をお願いして、厳しい評価を待つとしましょう・・・

ピッコロの試作 その壱

中々手を出す気にならなかったピッコロですが
ようやく作ってみる気になりました。

先ずは接続管の状態を確認するために
ヤマハの頭部管から部品を外してみることに

結構ゴツイ物が入っているのですね・・・

ようやく構造が判ったので
図面にしてみました



そして3D-CADでより実際のイメージがつかみ易くなりました


試作第1号はとりあえずヤマハのパーツを使って作ってみる事にしました。

管の穴あけでちょっと失敗し
歌口の形もいまいちだったのですが
とりあえず形になりました


中々素直に音が出て吹き易い頭部管に仕上がりました。



初めての3D CAD

今までにも何度か挑戦して来ましたが
その都度撃沈して
自分には向かないと諦めていました

初めて FUSION360 というソフトを使用して
イメージの作成から
動かすことができました!



その後フルートケースの図面を作りながら学習しました



まだまだ細かい操作が良く判りませんが少しずつ使える様になって来ました。


材質を変えた時のイメージの確認などには便利です。

 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e