チンチャン製ハイブリッド頭部管 III

なんとか年内に完成させることができました

 今年最後の頭部管は CH-120 となりました



前作の山桜と比べても
やはり材質による音の個性は出るようです

この頭部管が
木製或いは木管というカテゴリーを超えて
フルート用頭部管の選択肢の一つ
として
捉えられるような存在になれば・・
と考えています

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山桜の頭部管 VI

秋田県産山桜製頭部管 YZ 119 が
完成しました




今回は初めての材料に銀のライザーを組み合わせたので
音の比較をすることは出来ませんが
明らかに金属製ライザーの影響は感じられます
木材自体が軽く柔らかめなので
重厚な響きはありませんが
軽やかで反応の良い明るい響きです

次のチンチャンの完成も楽しみです

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チンチャン製ハイブリッド頭部管 II

なんとか年内に完成させるべく
頑張って最終工程まで漕ぎつけました




あとはオイル処理をして乾燥させるだけです


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ハイブリッド?頭部管

山桜の頭部管の完成を待つ間
チンチャン製頭部管に着手しました

銀製ライザーの試作2本目ですが
ライザーの成形について
なんとか目星がつきました

ライザーをはめ込んで接着後
穴の形を少し整えた段階です

今回は銀材料の問題でイマイチでしたが
次回はもう少し綺麗に仕上げることができそうです

CNCフライスを使って加工すれば
簡単に綺麗に製作する事が可能なのですが
あえて
アナログ的手法にこだわろうと思います

Braun や Mancke が既にこのような頭部管を作っていますが
ハイブリッド頭部管と命名しようかと
考えています


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山桜の頭部管 V

接続管を取り付けエンブレムも貼り
最終的な形状の仕上げが終わりました
ここからさらに磨いて




後はオイルを塗り重ねて終了です

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山桜の頭部管 IV

ライザーを接着し
リッププレートの形状に合わせました

そして
歌口穴の形状を整えて寸法まで削りました


管の中もリーマーをかけて面を揃えました

そして
最終的な歌口の形状に仕上げました




久々に銀の歌口を一から削りました

あとは接続管を取り付けて仕上げに入ります

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山桜の頭部管 III

リッププレート部分の成形です

初めに彫刻刀やノミで削るのですが
昔の版画製作の感覚が蘇ってきました
考えてみると
版木はサクラの合板だったのですね
香りも蘇ってきたのですが
この山桜はあまり匂いがしません

とりあえず形ができました

 
ライザーの形をケガイて見るとこんなに大きくなります

削っていくとこんなに大きな穴に・・
なんだか不安になります

当たりを見ながら削って
なんとか嵌めることができました
多少隙間も出来てしまいました
後から上手く修正できれば良いのですが・・

ライザーの成形をもっときっちりしておくべきでした

次は接着です

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山桜の頭部管 II

穴あけの済んだ状態から
リーマによるテーパー加工を行いました

通常の硬い木は
角材の状態で穴をあけてリーマをかけます
丸い状態では滑ってしまい
しっかり握ることができません

杉やヒノキは柔らかいので
問題なく加工できたのですが
今回の山桜は
円柱状で加工できる限界の硬さのようです
あと少しのところで
なかなか広げることができず
握力を維持するのが大変でした
滑って空回りすると
火傷するほど熱くなるので
手袋を装着しました

 そしてここまで加工が終わりました

これは最初に銀ライザーを試すつもりだったチンチャンです

この2本で試してみることにします

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山桜の頭部管 I

前回の銀のライザーを埋め込む頭部管の製作に入りました

今回のプロジェクトは
S氏からの要請ということもあり
先日入手した
秋田県産山桜を使うことにしました

【学名】Purunus jamasakura
【科名】バラ科(サクラ属)
    広葉樹(散孔材)
【産地】本州(宮城県・新潟県以南)、四国、九州
【比重】0.62
【硬さ】5

長めの材料からサイズに切りました
40x40mmと太目なので短く見えます

中心で回転させて丸めても良いのですが
少しでも芯材に近い部分を使うために
中心をずらして回転させることにしました
ですので
こちらはまだ削れていませんが
 反対側は削れています
 右半分だけ円柱になりました
左の残っている部分から偏心の感じが分かると思います
これで円柱になりました

杉やヒノキといった針葉樹は
柔らか過ぎてかえって加工し難いのですが
これは程良い硬さで加工しやすい印象です

 
穴あけも上手くいきました

今日はここまで

次のプロジェクト

木製頭部管の歌口に
銀のライザーを埋め込むべく
新しい方法を考えてみました

余り状態の良くない歌口を修正するために
過去に2本だけ作ったことがあります

歌口の穴は
上から下にいくほど広がっているので
ライザーの外形もそのようにした方が自然です
しかし
それをピッタリはめ込むには
管の中の方から入れながら合わせる必要があります
これが結構厄介なので
上からストンとはめ込むことができれば・・・

そのためには
ライザーの壁の部分の肉厚を
かなり厚くしなければなりません
そのあたりを考えて工夫してみることにしました

高さ(深さ)を増すために
0.8mmの板を貼るのですが
要らないリッププレートから切り出しました・・
(次からはどうしよう?)

右下が板をロウ付けしたものです 
(他の二つは関係ありません)
上から見るとこの様な状態です
上の板は底面とほぼ同じ大きさと形にします
これに穴を開けて
歌口穴を成形します
 穴はまだ小さめですが
あとから広げても何とかなりそうです

とりあえずこのライザーを埋め込む頭部管を
新たに作って行くことにします


タイワンヒノキの頭部管 III

オイルも通常より回数を多めに塗布し
長めに放置して乾燥させました

前回の屋久杉とはまた違った趣があります




動画も撮ってみました


吹いた感じもなかなか良いと思います

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タイワンヒノキの頭部管 II

その後一気に作業を進め
途中の撮影を忘れました

後はエンブレムを貼って最終仕上げです

エンブレムを貼ってペーパー仕上げ

 さらに磨いて光沢が出ました

あとはオイル処理で完成です
その間にまたコルク栓作りを行います

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 こちらも note に投稿したのでリンクを貼っておきます。 https://note.com/utakuchikoubou/n/n54424a95df5e